2010年6月アーカイブ

また長期間ブログ更新をサボってしまいました.

本日,6月4日は栃木県の那須塩原温泉にて
第75回 日本温泉気候物理医学会総会・学術集会
が開催されましたので.クリニックを休診にして参加してきました.
本日休診と知らずにクリニックまで直接来院されてしまった患者様には,大変にご迷惑をおかけしました.
しかし色々な知識を吸収でき,またお世話になった先生方とも再会する事が できたため,とても有意義な学会でした.

これまで温泉医学は伝統に支えられてきており,あまり科学的な検証がされてきませんでした.
現在はこれを科学的に確かめてみようという動きが活発になっています.
いろいろな研究成果の発表がありどれも興味深かったのですが,今日は身近な伝統入浴法の科学的な検証を1つご紹介したいと思います.
国際医療福祉大学前田教授のご報告です.

ゆず湯,みかん湯,どくだみ湯などの温浴効果ですが,いずれも真湯の入浴に比較して,入浴中の体温上昇効果は優れていました.
さらにゆず湯,みかん湯では入浴後の保温持続効果も優れており,出浴後も長時間保温効果が維持されていました.
これに対してどくだみ湯では,出浴後すぐに体温が元の状態に戻っており,むしろ真湯入浴よりも下がっているように見られました.
これと同様の効果は炭酸泉などでも見られる事があり,炭酸泉入浴後の清涼感・スッキリ感につながっているのではないかと考えられています.

以上の結果を療養として活用するには,
寒い時期,暖まりたい場合はゆず湯,みかん湯などを,暑い時期の入浴後サッパリしたい場合はどくだみ湯ということになります.

onki100604.jpg

温泉療養の話はまだまだ続きます.


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