2010年5月アーカイブ

今日のブログは温泉療養の続きです.

皆様ゴールデンウィークはいかが過ごされたのでしょうか?
温泉なんかにも行かれた方がいらっしゃると思います.

さて,日本人にとってはとても身近な温泉についてですが,そもそも温泉とはなにかご存知ですか?
改めて考えてみると良くわかりませんよね.
実は温泉とは法律で定義されたものなのです.

温泉は,昭和23年に制定された「温泉法」により,地中からゆう出する温水,鉱水及び水蒸気その他のガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く)で,以下の温度又は物質を有するものと定義されています.

1. 温度(温泉源から採取されるときの温度) 摂氏25度以上
2. 物質(以下に掲げるもののうち,いずれか一つ.それぞれ物質名/含有量(1kg中))

溶存物質(ガス性のものを除く)/総量1,000mg以上
遊離炭酸(CO2)(遊離二酸化炭素)/250mg以上
リチウムイオン(Li+)/1mg以上
ストロンチウムイオン(Sr2+)/10mg以上
バリウムイオン(Ba2+) 5mg以上
フェロ又はフェリイオン(Fe2+,Fe3+)(総鉄イオン/ 10mg以上
第一マンガンイオン(Mn2+)(マンガン(?)イオン)/10mg以上
水素イオン(H+)/1mg以上
臭素イオン(Br-)(臭化物イオン)/5mg以上
沃素イオン(I-)(ヨウ化物イオン)/1mg以上
ふっ素イオン(F-)(フッ化物イオン)/2mg以上
ヒドロひ酸イオン(HASO42-)(ヒ酸水素イオン)/1.3mg以上
メタ亜ひ酸(HASO2)/1mg以上
総硫黄(S) [HS-+S2O32-+H2Sに対応するもの] /1mg以上
メタほう酸(HBO2)/5mg以上
メタけい酸(H2SiO3)/50mg以上
重炭酸そうだ(NaHCO3)(炭酸水素ナトリウム)/340mg以上
ラドン(Rn)/20(百億分の1キュリー単位)以上
ラジウム塩(Raとして)/1億分の1mg以上

つまり,地中から出て来た真水でも25℃以上あれば温泉です.
25℃未満で冷たくても,上のなにかが溶けていれば温泉です.
その他,液体でなくてもガス状でも上記を満たせば温泉です.

なんだか旅番組などでみる温泉とは,だいぶイメージが異なりますね.
また,温泉のうち特に治療の目的に供しうるものを療養泉と呼び,こちらも法律で定義されています.

温泉とはなにか解ったところで,次回はその医学的な作用や適応症についてみていきましょう.

つづく

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